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Introductionイントロダクション

  • フランスを代表する写真家の
    “ガイドブックには決して載らない” 世界旅行記

    フランスを代表する写真家のレイモン・ドゥパルドン(1942-)。写真家としてマグナム・フォトに所属。20世紀のあらゆる変革が起きた現場には、必ず彼がいると言っていいほど、世界中を飛び回って取材を続けてきた。また、フランス国内でも、大統領選挙や裁判所・精神病院・警察といった国家機関の内部を、市民の目線から描くドキュメンタリーを監督。カンヌ映画祭をはじめ国内外で高い評価を得ている。近年は、フランスの伝統的な農業を続ける家族を追った作品など、決して「ガイドブックには載らない」風景ばかりを40年以上に渡って撮影した作品を発表。フランスの真実の美を追い求め、今日も彼は愛車のワゴンに機材を詰め込み、フランス中を走り回って写真を撮っている。

  • “旅とは「人生」と「愛」を発見させてくれるもの”

    本作の共同監督を務めたのは、妻であり自身の映像作品の製作・録音を担当してきたクローディーヌ・ヌーガレ。「倉庫に眠る膨大なアウトテイクをつないで、一本の映画にしたい」というドゥパルドンの夢を叶えるべく奔走。ドゥパルドンの人生のハイライト集であると同時に、「旅」を通じて、自分自身と愛すべきものを発見するという、普遍的な「人生の旅」を描いた作品として完成させた。観れば、きっとあなたも新たな旅に出たくなるドキュメンタリーだ。

  • 今秋、日本初の個展、回顧上映が開催予定!
    ドゥパルドン本人も来日!

    本作は2012年のカンヌ映画祭で公開、同年の東京国際映画祭でも上映され、長らく公開が待たれていたが、今年9月、シャネル・ネクサス・ホールで日本初の個展の開催に併せて公開が決定。個展のテーマも「DEPARDON/TOKYO 1964-2016」と、1964年の東京オリンピックから現在までの東京がテーマとなり、ドゥパルドン本人も来日予定だ。2017年秋は、まだ日本国内ではあまり知られていないドゥパルドンの魅力を堪能できる「ドゥパルドン・イヤー」となるだろう。

Storyストーリー

フランス、ヌヴェール。昔かたぎの写真店にあるようなビューカメラと呼ばれる大型のカメラをかついで撮影している年配の男性がいる。「露出が1秒だから、車や歩行者は困るんだ」「いいぞ。その人が通ったら…よし」とシャッターを切る。狙っているのは人物ではなく、50年代の趣を残す鄙びたタバコ屋や食料品店、カフェや家など。いずれも、ごく普通の人々が生活を共にするものばかりだ。
 そんな男性の映像を撮影している女性がいる。妻のクローディーヌ・ヌーガレである。「彼の夢は、世界中を旅したフィルムのかけらで、一本の映画を作ること」。どうやら、この男性こそがフランスを代表する写真家であり映画監督のレイモン・ドゥパルドンで、彼女は、夫が過去に世界中を旅して残して来た膨大なフィルムを整理して、一本の映画に編集し、その足跡を辿る作品を作っているようだ。
世界中の紛争地帯、独裁政権、傭兵たち…「カメラで見て・聞く」手法で記録していくドゥパルドンは、やがてジャーナリストとして取材の対象と題材の幅を広げていく。
そして今日、その眼差しとファインダーに写すものとは…。

Storyストーリー

フランス、ヌヴェール。昔かたぎの写真店にあるようなビューカメラと呼ばれる大型のカメラをかついで撮影している年配の男性がいる。「露出が1秒だから、車や歩行者は困るんだ」「いいぞ。その人が通ったら…よし」とシャッターを切る。狙っているのは人物ではなく、50年代の趣を残す鄙びたタバコ屋や食料品店、カフェや家など。いずれも、ごく普通の人々が生活を共にするものばかりだ。
 そんな男性の映像を撮影している女性がいる。妻のクローディーヌ・ヌーガレである。「彼の夢は、世界中を旅したフィルムのかけらで、一本の映画を作ること」。どうやら、この男性こそがフランスを代表する写真家であり映画監督のレイモン・ドゥパルドンで、彼女は、夫が過去に世界中を旅して残して来た膨大なフィルムを整理して、一本の映画に編集し、その足跡を辿る作品を作っているようだ。
世界中の紛争地帯、独裁政権、傭兵たち…「カメラで見て・聞く」手法で記録していくドゥパルドンは、やがてジャーナリストとして取材の対象と題材の幅を広げていく。
そして今日、その眼差しとファインダーに写すものとは…。

Biographyバイオグラフィー

レイモン・ドゥパルドンのバイオグラフィー 世界の主な事件・出来事
1942 7月6日、レイモン・ドゥパルドンがヴィルフランシュ=シュル=ソーヌの農家で生まれる ミッドウェー海戦が起こる
1954 初めてカメラを手にする アルジェリア戦争が始まる
1982 マリリン・モンロー来日
ビキニで水爆実験、第五福竜丸が被曝
1956 メガネ店でカメラマンの見習いとして雇われる ハンガリー動乱
1957 映画カメラマンになるため遠隔教育で映像コースを受ける EEC(欧州経済共同体)発足
1985 アラン・ドロン『女が事件にからむ時で長編映画デビュー
1958 フォト・ジャーナリストのルイ・フシェランのアシスタントとなり、パリへ移る フランスがNATO(北大西洋条約機構)脱退
東京タワー完成
1960 ダルマス社にカメラマンとして加わり、数々の海外ニュースを取材 アラン・ドロン主演『太陽がいっぱい』公開
1963 ベネズエラの首都カラカスの内戦を取材し、初の映像ルポを撮影 ケネディ大統領暗殺
1964 東京五輪取材 東京五輪開催
ネルソン・マンデラが国家反逆罪で終身刑の判決を受ける
1966 中央アフリカ共和国取にて新大統領ジャン=ベテル・ボカサが独立記念祭 を開催 中国で文化大革命が始まる
ビートルズ来日
1967 数人の写真家と写真通信社 “ガンマ社” 設立 EC(欧州共同体)発足
1968 ビアフラ共和国にてビアフラの内戦を取材 フランスで五月革命(反ド・ゴール運動)が勃発
プラハの春
1969 1968年に起きたチェコスロバキアの変革運動プラハの春を撮影した 『Jan Palach』が公開 アポロ 1 1 号が人類初の月面着陸が被曝
1970 初めてチャドを旅する 大阪万博
1973 写真集「Chili」がロバート・キャパ・ゴールドメダル賞を受賞 ベトナム和平協定
第 4 次中東戦争開始
第一次石油ショック
1974 ヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領運動に密着した初の長編ドキュ メンタリー『1974, une partie de campagne』を撮影したが、公開禁止となる 文世光事件
1975 チャド取材 ベトナム戦争終結
エリザベス女王来日
1977 2作目の長編作品『Numéros zéros』がフランスのル・マタン紙によっ て立ち上げられる ジャック・シラクがパリ市長となる
1979 ガンマ社を退社し、写真家集団 “ マグナム・フォト ” の正会員へ
ベニスの精神病院を舞台にした『San Clemente』を撮影
第二次石油ショック
マーガレット・サッチャーがイギリス初の女性首相に就任
1980 マグナム・フォトの副代表となる モスクワ五輪開催
イラン・イラク戦争が始まる
1981 バスカル・ドーマンと共に『Double D Copyright film』を設立 スペースシャトル「コロンビア」初飛行
チャールズ皇太子とダイアナ妃結婚
1982 『Reporters』がセザ ール賞ドキュメンタリー賞を受賞 ナイロビ宣言
1984 フランス・ブルナンと半年間アフリカを旅する ロサンゼルス五輪開催
1985 『Empty Quarter, une femme en afrique』がカンヌ映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部門で上映される プラザ合意
1986 クローディーヌ・ヌーガレと出会う
『New York, N.Y.』がセザール賞短編ドキュメンタリー賞を受賞
チャールズ皇太子とダイアナ妃来日
エリック・ロメール 、『緑の光線』で第43回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞
1987 クローディーヌと共にパリの市立病院の精神科救急で『Urgences』を撮影 アメリカ、ソ連がIMF全廃条約に調印
1989 ベルリンの壁崩壊を撮影 ベルリンの壁崩壊
天安門事件
1990 サンドリーヌ・ボネール主演作品『La Captive du Désert』がカンヌ 映画祭のオフィシャルセレクションで上映されるcampagne』を撮影したが、公開 禁止となる 東西ドイツ統一
1992 クローディーヌと映画制作会社「Palmeraie et désert」を設立 PKO協力法成立
1993 刑務所から開放されたネルソン・マンデラを撮影
ヨハネスブルグのパリ裁判所撮影
ECからEU(欧州連合)へ
ネルソン・マンデラがノーベル平和賞を受賞
1995 パリの裁判所で撮影された『Délits Flagrants』がセザール賞ドキュメンタリー賞とヨリス・イベンス賞を受賞San Clemente』を撮影 阪神・淡路大震災
地下鉄サリン事件
1996 アフリカを横断して撮影された『アフリカ、痛みはいかがですか?』が公開 アトランタ五輪開催
ペルー日本大使公邸人質事件
1997 『アフリカ、痛みはいかがですか?』が山形国際ドキュメンタリー映画祭 で最優秀賞を受賞 香港返還
ダイアナ妃交通事故死
1998 写真集「LA FERME DU GARET」がマーク・フィールド監督、クロー ド・デュヌトン主演によって舞台化される 長野五輪開催
2000 初めての大きな個展「Détours」がヨーロッパ写真美術展で催される シドニー五輪開催
2001 チャドのジュラブ砂漠撮影 アメリカ同時多発テロ
2002 『1974, une partie de campagne』がフランスで公開 ユーロの一般流通が開始
2003 特例で許可されたパリの軽罪裁判所にて『10e chambre, Instants d’ audiences』を撮影 米軍、イラクに侵攻

Castキャスト

Castキャスト

  • Alain Delonアラン・ドロン

    Alain Delon

    1935年フランス生まれ。17歳で外人部隊へ入隊。除隊後、世界各地を放浪し56年パリに戻カンヌ映画祭で大物プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックに認められたが、契約を破棄してイヴ・アレグレ監督の『女が事件にからむ時 』(57)で映画デビュー 。60年に『 太陽がいっぱい』で一躍スターとなる。以降はルキノ・ヴィスコンティ監督の『若者のすべて』や『山猫』(63)、『地下室のメロディー』(63) をはじめとするギャング映画に出演。日本では60 ~ 70年代半ばにかけ、その美貌で美男子の代名詞とされるほどに女性の人気を集めた。

  • Jean-Luc Godardジャン=リュック・ゴダール

    Jean-Luc Godard

    1930年パリ生まれ。アンリ・ラングロワのシネ マテークに通い詰め、アンドレ・バザン主宰の「カイエ・デュ・シネマ」誌などで映画評や映画論を執筆する。短編を経て、『勝手にしやがれ 』 ( 6 0 ) で長編監督デビュー。第10回ベルリン国際映画祭銀熊賞及びジャン・ヴィゴ賞を獲得する。以来、ヌーヴェルヴァーグの旗手として精力的に活動。68年に「ジガ・ヴェルトフ集団 」を結成して革命映画に邁進し、73 年、アンヌ=マリー・ミエヴィルと共に、グルノーブルに「ソニマージュを設立。 80 ~ 90年代には、スイスに拠点を移し、映像と音の可能性を追求する。98年に『 映画史 』全8章を完成。2014年初の3D作品『さらば、愛の言葉よ』で第67回カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞する。

  • Eric Rofmerエリック・ロメール

    Eric Rofmer

    1920年フランス生まれ。高校の文学教師を経て、「カイエ・デュ・シネマ」誌の編集長を務めながら1959年に初監督長編作品『獅子座』を発表。1983年に『海辺のポーリーヌ』で第33回ベルリン国際映画祭監督賞と国際批評家賞、1986年に『緑の光線』で第43回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞している。同作ではクローディーヌ・ヌーガレが録音を務め、『旅する写真家』の中でも当時のエピソードが語られている。2010年に89歳で逝去。

  • Jean Rouchジャン・ルーシュ

    Jean Rouch

    1917年パリ生まれ。フランスの映画監督、文化人類学者として知られ、代表作に『狂気の主人公たち 』(55)、『 僕は黒人』(58)、『ある夏の記録』(60) がある。ヌーヴェルヴァーグを代表 す る監督の1人でもあり、ゴダールやロメールも参加したオムニバス映画『パリところどころ』(65) では第2話「 北駅 」を監督した。

  • Mireille Darcミレーユ・ダルク

    Mireille Darc

    1938年フランス生まれ。1960年、オノレ・ド・バルザックの「領主館」を原作としたテレビ映画 『 地獄の傍らで 』でデビュー 、 1965年、ジョルジュ・ロートネル監督の『恋するガリア』に主演し、第8回マール・デル・プラタ国際映画祭主演女優賞を受賞。以降、ロートネル作品の常連となる。1968年、ジャン・エルマン監督の『 ジ ェ フ 』(69)の撮影で初めてアラン・ドロンと共演し、以降、公私ともにパートナーとなる。『ソフィー 遅すぎた出逢い』(89)では映画監督としてもデビューしている。

  • Marie Rivièreマリー・リヴィエール

    Marie Rivière

    1956年フランス・モントルイユ生まれ。『飛行士の妻 』(80)、『緑の光線』(85)、『冬物語』(91)、『 恋の秋 』(98) などエリック・ロメール監督作品への出演で有名な女優。その後もナタリー・バイやオドレイ・トトゥと共演した『エステサロン ヴィーナス・ビューティ』(99)、フランソワ・オゾン監督の『ぼくを葬る(おくる)』(2005)などに出演。

  • Mireille Mathieuミレイユ・マチュー

    Mireille Mathieu

    1946年フランス生まれ。16歳の時、テレビの歌番組でエディット・ピアフの「愛の賛歌」を歌ってチャンピオンとなる。以来、「ピアフの再来」と呼ばれ、フランス歌謡界に衝撃を与えた。ポール・モーリア作曲の「愛の信条」で颯爽とデビュー。フランスを代表するシャンソン歌手として60年代と70年代には絶大な人気を博した。来日公演も幾度か行っている。

  • Jacques Chirac ジャック・シラク

    Jacques Chirac

    1932年パリ生まれ。1974年、ヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領のもとで首相となり、1977年から1995年まで長くパリ市長を務めた。1995年、第22代フランス大統領に就 任。2007年まで任期をつとめ、イラク戦争への反対や欧州統合政策などで知られる。

  • Nelson Mandela ネルソン・マンデラ

    Nelson Mandela

    1918年トランスカイ生まれ。南アフリカ共産党中央委員、アフリカ民族会議議長(第11代)、下院議員(1期)、大統領(第8代)を歴任。若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964 年に国家反逆罪で終身刑の判決を受ける。27 年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放。翌1991年にアフリカ民族会議(ANC)の議長に就任。アパルトヘイト撤廃に尽力し、11993年にノーベル平和賞を受賞。1994年、南アフリカ初の全人種参加選挙を経て大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施した。1999年に行われた総選挙を機に政治家を引退。2013年95歳で逝去。

  • Alain Delonアラン・ドロン

    Alain Delon

    1935年フランス生まれ。17歳で外人部隊へ入隊。除隊後、世界各地を放浪し56年パリに戻カンヌ映画祭で大物プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックに認められたが、契約を破棄してイヴ・アレグレ監督の『女が事件にからむ時 』(57)で映画デビュー 。60年に『 太陽がいっぱい』で一躍スターとなる。以降はルキノ・ヴィスコンティ監督の『若者のすべて』や『山猫』(63)、『地下室のメロディー』(63) をはじめとするギャング映画に出演。日本では60 ~ 70年代半ばにかけ、その美貌で美男子の代名詞とされるほどに女性の人気を集めた。

  • Jean-Luc Godardジャン=リュック・ゴダール

    Jean-Luc Godard

    1930年パリ生まれ。アンリ・ラングロワのシネ マテークに通い詰め、アンドレ・バザン主宰の「カイエ・デュ・シネマ」誌などで映画評や映画論を執筆する。短編を経て、『勝手にしやがれ 』 ( 6 0 ) で長編監督デビュー。第10回ベルリン国際映画祭銀熊賞及びジャン・ヴィゴ賞を獲得する。以来、ヌーヴェルヴァーグの旗手として精力的に活動。68年に「ジガ・ヴェルトフ集団 」を結成して革命映画に邁進し、73 年、アンヌ=マリー・ミエヴィルと共に、グルノーブルに「ソニマージュを設立。 80 ~ 90年代には、スイスに拠点を移し、映像と音の可能性を追求する。98年に『 映画史 』全8章を完成。2014年初の3D作品『さらば、愛の言葉よ』で第67回カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞する。

  • Eric Rofmerエリック・ロメール

    Eric Rofmer

    1920年フランス生まれ。高校の文学教師を経て、「カイエ・デュ・シネマ」誌の編集長を務めながら1959年に初監督長編作品『獅子座』を発表。1983年に『海辺のポーリーヌ』で第33回ベルリン国際映画祭監督賞と国際批評家賞、1986年に『緑の光線』で第43回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞している。同作ではクローディーヌ・ヌーガレが録音を務め、『旅する写真家』の中でも当時のエピソードが語られている。2010年に89歳で逝去。

  • Jean Rouchジャン・ルーシュ

    Jean Rouch

    1917年パリ生まれ。フランスの映画監督、文化人類学者として知られ、代表作に『狂気の主人公たち 』(55)、『 僕は黒人』(58)、『ある夏の記録』(60) がある。ヌーヴェルヴァーグを代表 す る監督の1人でもあり、ゴダールやロメールも参加したオムニバス映画『パリところどころ』(65) では第2話「 北駅 」を監督した。

  • Mireille Darcミレーユ・ダルク

    Mireille Darc

    1938年フランス生まれ。1960年、オノレ・ド・バルザックの「領主館」を原作としたテレビ映画 『 地獄の傍らで 』でデビュー 、 1965年、ジョルジュ・ロートネル監督の『恋するガリア』に主演し、第8回マール・デル・プラタ国際映画祭主演女優賞を受賞。以降、ロートネル作品の常連となる。1968年、ジャン・エルマン監督の『 ジ ェ フ 』(69)の撮影で初めてアラン・ドロンと共演し、以降、公私ともにパートナーとなる。『ソフィー 遅すぎた出逢い』(89)では映画監督としてもデビューしている。

  • Marie Rivièreマリー・リヴィエール

    Marie Rivière

    1956年フランス・モントルイユ生まれ。『飛行士の妻 』(80)、『緑の光線』(85)、『冬物語』(91)、『 恋の秋 』(98) などエリック・ロメール監督作品への出演で有名な女優。その後もナタリー・バイやオドレイ・トトゥと共演した『エステサロン ヴィーナス・ビューティ』(99)、フランソワ・オゾン監督の『ぼくを葬る(おくる)』(2005)などに出演。

  • Mireille Mathieuミレイユ・マチュー

    Mireille Mathieu

    1946年フランス生まれ。16歳の時、テレビの歌番組でエディット・ピアフの「愛の賛歌」を歌ってチャンピオンとなる。以来、「ピアフの再来」と呼ばれ、フランス歌謡界に衝撃を与えた。ポール・モーリア作曲の「愛の信条」で颯爽とデビュー。フランスを代表するシャンソン歌手として60年代と70年代には絶大な人気を博した。来日公演も幾度か行っている。

  • Jacques Chirac ジャック・シラク

    Jacques Chirac

    1932年パリ生まれ。1974年、ヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領のもとで首相となり、1977年から1995年まで長くパリ市長を務めた。1995年、第22代フランス大統領に就 任。2007年まで任期をつとめ、イラク戦争への反対や欧州統合政策などで知られる。

  • Nelson Mandela ネルソン・マンデラ

    Nelson Mandela

    1918年トランスカイ生まれ。南アフリカ共産党中央委員、アフリカ民族会議議長(第11代)、下院議員(1期)、大統領(第8代)を歴任。若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964 年に国家反逆罪で終身刑の判決を受ける。27 年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放。翌1991年にアフリカ民族会議(ANC)の議長に就任。アパルトヘイト撤廃に尽力し、11993年にノーベル平和賞を受賞。1994年、南アフリカ初の全人種参加選挙を経て大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施した。1999年に行われた総選挙を機に政治家を引退。2013年95歳で逝去。

Story

Commentコメント

  • 誰かの視点で世界を覗き見ることが、
    こんなにぞくぞくするものだったなんて!
    しかも、“作家の視線”をもってして。
    私には決してみることのできないはずだったドゥパルドンのみた世界、
    確かにそこにあった生(せい)を感じて、
    現代に生きる私は、
    ただただうっとりするしかありませんでした。

  • 驚くほど劇的な報道映像に驚き、
    静謐な田園地帯の撮影風景に心安らぐ。
    交差する二つのストーリーのどちらにも、
    傑出した写真家の哲学が貫いている。
    「待ちすぎると実物以上の写真になる。
    美しい光は危険なんだ」という言葉に痺れた。

  • 世界の「事件」を伝えるジャーナリスティックな映像も、
    時が経つと詩的で私的な色を帯び、
    個人史の一部になり得るのだなあ。
    そしてその個人史は世界史につながっているのだなあ。
    つくづくドキュメンタリーって奥が深い。

Collaborationコラボレーション

映画『旅する写真家』の公開に際し、ドゥパルドンの多彩な魅力に触れる写真展・特集上映・書籍刊行の予定が決定しております。
特に、写真展は個展としては日本初の開催となります。ぜひ、この機会に本作とあわせてご覧ください。

  • 写真展
    DEPARDON / TOKYO 1964-2016

    会場:

    シャネル・ネクサス・ホール
    (中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階)

    会期:

    2017年9月1日(金)- 10月1日(日)
    12:00 - 20:00 無休・無料

    先の東京オリンピックが開催された1964年、世紀のイベントを取材するため、 一人の若者が初来日しました。後にフランスを代表する写真家となるレイモン・ドゥパルドンです。まだ駆け出しだった彼は、大いなる好奇心をもって競技場や人々にレンズを向けました。以来、たびたび東京の街を訪れ、ドゥパルドンならではの視点で写真におさめてきたのです。そして、2016年、ドゥパルドンは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をひかえたこの街を撮影するため、また日本を訪れました。彼は、「夢遊病の外国人が降り立って、撮った写真だと思ってほしい」と語っています。本展では、1964年以降のモノクロ作品とともに、今回撮り下ろしたカラー写真を併せて展示いたします。報道写真の名手がとらえた写真群には、私たちには気づくことのできない東京の姿が写し出されています。

  • 特集上映
    フランスのドキュメンタリー映画史の遺産と現在

    会場:

    アンスティチュ・フランセ東京2F エスパス・イマージュ
    (新宿区市谷船河原町15)

    会期:

    9月1日(金)- 9月3日(日)
    ※9月1日は『旅する写真家』の特別上映あり
    (ドゥパルドン監督ゲスト予定)

    上映予定作品:
    『Reporters』(1981年)
    『アフリカ、痛みはいかがですか?』(1996年)
    『Profils paysans : l'approche』(2001年)
    『モダン・ライフ』(2008年)

  • 書籍刊
    『さすらい』日本版

    レイモン・ドゥパルドン『さすらい』
    (青山勝+国津洋子訳)2017年8月、赤々舎より刊行予定
    (予価税込:2,160円)

    ※原著(Errance)は2000年に刊行され、単行本、文庫本あわせてフランスでの販売部数は累計61,000部に及ぶ。レイモン・ドゥパルドンの代表的著作のひとつ。

Collaboration